【9割越え】TOEICリスニングの先読み方法

TOEIC学習法

こんにちは!あゆこと申します。

あゆこ

非ネイティブ、英語業務経験なし、留学経験なし。「英語はネイティブに任せておけば良い」という謎理論で英語から離れていたが、産休中に英語学習に目覚め、0歳育児中にTOEIC905点を取得。ツラくならない学習法、育児中の時間の編み出し方を発信。趣味は読書。

あゆこをフォローする

今回は、TOEICリスニングの「先読み」方法をお伝えします。

私は、先日受けたTOEICのリスニングで480点、9割の点数をとることができました。

実は私、そんなに自分でリスニングが得意だと思ったことはありません。

洋書好きから始めた英語学習、リスニングは経験が少なく、苦手意識がありました。

ところが、TOEICの結果はリーディングよりリスニングの方が高い点数でした。 (L480 R425 全体905)

その点数を取るために「Part3、Part4をいかに多く先読みするか」に注力していたのです。

大事だとは聞いていたけど、上手くやるために時間がかかる先読み。

試行錯誤を重ねていい方法を編み出しました!

それを共有して「これからTOEICのリスニングに注力したい人」が最短距離でPart3,4の先読みをマスターできるようにします。

TOEICのリスニング先読みについて

そもそも先読みとは?

ここでは、TOEICリスニングのPart3とPart4において、設問や選択肢を隙間時間に読んでおくことを指します。

ちなみに、私は、Part1(写真問題)の先読みはしません

何回か練習した結果、先読みしたかどうかで特に正答率が変わらなかったからです。

(その代わりPart1の問題が読み上げられたら写真を目をカッ!!!!と見開いて解いてます。笑)

なので、「Part3,Part4」の先読みに絞って紹介しています。

先読みの目的

先読みの一番の目的は、「内容の情報を事前に得て、全体像を予想する」ことです。

全体像を予想することで、問題が流れ始めた瞬間から、その場面を即座に想像することができ、問題を解きやすくなります。

例えば、同じ内容の会話を聞いているとき、自分も会話の輪の中に入っている場合と、カフェなどで会話の断片を盗み聞きしている場合、を想像してみてください。

前者の方がはるかに多くの情報を得ることができると思いませんか?

先読みをすることで、会話の輪の中に入っている状態を作り出すことが可能になるのです。

TOEIC先読み、設問だけ読むか?選択肢まで読むか?

先読みするとき、何を読みますか?

選択肢まで読む派、設問だけ読む派、分かれると思いますが、私は圧倒的に「選択肢まで読む」派です。

設問だけ読む派の意見は、「選択肢まで読んだら、正しくない答えまで読んじゃうじゃん!時間の無駄じゃん!」だと思います。

私も最初そう思って、設問だけを先読みしてました。

しかし、試行錯誤を重ねるうちに「選択肢まで読んだ方がいい!」という考えに至りました。

前述したように、先読みの目的は、「内容の情報を事前に得て、全体像を予想する」ことです。なので、得られる情報は多い方が良いのです。

選択肢まで読むと、設問だけ読んだ時よりも圧倒的に多くの情報量を得ることができます。

例えば、次のような設問があったとします。

【設問】

What is the purpose of the report?

【選択肢】

A. To propose a new marketing strategy.

B. To analyze the results of a recent survey.

C. To outline the company’s financial goals for the next quarter.

D. To introduce a new product line.

設問は、「レポートの目的」です。もちろん何も読まないよりはずっと良いです。

でも、ちょっとふんわりしてますよね。レポートの内容を自分で予測するしかありません。

そこで、選択肢を読むと「市場の戦略を提案する」「最近の調査を分析する」「次の4半期の財務上の目標の概略を述べる」「新しい取扱品目を導入する」と、具体的な情報がわかります。そのうち、3つの答えは間違っているとしても、「レポートの内容」の範囲がわかるので、より解像度が高い情報を得ることができるのです。

「短い先読み時間でそんな読めないよ〜」という方は、「形容詞+名詞」に着目してみましょう!

上記の選択肢で言うと、「新しい市場の戦略(a new marketing strategy)」「最近の調査(a recent survey)」「次の4半期の財務上の目標(financial goals)」「新しい取扱品目(a new product line)」となり、形容詞+名詞で多くの情報が得られることが実感できるかと思います。

先読み時間を確保せよ!Direction時間別先読み方法

基本的に、先読みをする時間は問題に対する指示が読み上げられる、「Direction」中です。

Directionがはじまってからアタフタするのは時間がもったいない!

あらかじめ「いつ、どの箇所を先読みしておくか」を作戦立てておきましょう。

何回か練習してうまくいったパターンを自分の先読み方法にするのがベストです。

ですが、「近道した〜い!」という方のために、私が編み出した「Direction時間別先読み方法」をお伝えします。この方法でできるかどうか、後述する問題集などで試してみてくださいね。

Direction(TOEIC全体〜Part1)

約1分32秒、TOEICリスニングの中でまとまった時間が一番長くとれる所です。

TOEIC開始の合図が出たら、すぐにPart3の2ページ目を開いて先読みを開始してください。

Directionは「TOEIC全体のDirection(約30秒)」と「Part1のDirection(約1分)」に分かれています。

そして、約55秒の時点で、Part1の例題が始まります。変な間があったり、例題を読む前に”Now, Listen to the four statements.”と聞こえたりするので、慣れてないと焦りがちです。

Part1の始まりの合図は“Now, Part1 will begin.”であることを覚えておきましょう。そのセリフが聞こえるまで、Part3の2ページ目に止まります。

Direction(Part2)

約27秒の時間が取れる所です。上図の赤い箇所を目標に先読みをしましょう。

Part2は、設問も選択肢も問題用紙に印刷されていません。

なので、Part2のNo.7が読み上げられるギリギリまで先読み時間に当てることができます。

(Part2が始まったら頭を切り替えたい方はムリはしないでくださいね。)

Part2中

ちょっと邪道かもしれませんが、Part2中に先読みする方法をお伝えします。

Part2で、「絶対Aでしょ!」って確信を持てる問題があると思います。

そんなとき、BとCの選択肢を聞いてる時間が暇ですよね?(笑)

その時に上記の赤い箇所を先読みする時間に当てることができます。

そのような問題が1問あっただけで、設問・選択肢の1セットは先読みできます。

ぶっつけ本番だとキケンなので、ぜひ練習の時に試してみてください!

Direction(Part3)

Part3のDirectionは約30秒です。Part3の1問目と2問目は、お店での会話など比較的先読みしやすい問題が多いです。

2問目→1問目の順に、15秒ずつの時間を充ててください。

”So, let’s the response〜….”の”So”が約15秒ぐらいです。

Part4のDirection中も同様の形で先読みします。

Part 3(Part4)の設問読み上げタイム

Part3、Part4は、会話やトークが終わった後に設問読み上げタイムがあります。

なんというサービス精神!

この設問読み上げタイムは我々にとって「次の問題の先読みタイム」です!

「えっ!じゃあ選択肢を選んで、マークシートで塗るのはいつ?」

選択肢は「会話・トークを聞きながら選んで塗る」のです。

公式問題集のPart8~Part9を解いた所感ですが、TOEICには「ドンデン返し」は少なく、

設問の順番通りに話が進んでいくケースが多いです。

なので、会話・トークを聞いている間は設問に目を向け、あまり迷わずに選びましょう。

迷わず選んでも、迷って選んでも結果は同じなので、迷っている時間がもったいないのです。

練習の段階で迷わず選んで間違えたら、復習すればいいだけの話ですからね。

使用した参考書

私は、「TOEIC公式問題集」と「TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問」の2つだけ使いました。

公式問題集」では、本番に準拠した問題が出るので、傾向を知るために使用しました。本番の感覚をつかむために、TOEIC学習を始めた時と、TOEIC試験日直前に解きました。

TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問」では、7セット分のリスニング問題を解くことができます!解説を省いてあるので、問題の反復練習に特化してあります。

試行錯誤が必要な、先読みに最適の問題集です。

終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

エラそうに書いてしまいましたが、私もリスニングが満点ってわけではありません。

もっと良い方法を編み出せる人もいる!というのは重々承知です。

ですが、海外留学経験もない平凡な私が、L480点という、そこそこいい点数を取れた方法なので、真似をすることでちょっとした近道ができるかと思います。

先読みは、「リーディングはできるけどリスニングに伸び悩む人」にとってチャンスだと思います。リーディング能力がある人は、集中して読む能力があるので、Directionの雑音(←失礼)をモノともせず先読みができるようになるはずです。

そして、「先読み=速読」なので、先読みをすることでリーディングの能力をさらに向上させることもできます。私自身、あくせく解いていたPart7の長文に余裕を持って取り組むことができるようになりました。

先読みの練習をすることで、きっとTOEIC全体の能力を底上げすることができるようになるはずです。

少しでも近道をするために、この方法がお役に立てますよう、願っています。

コメント