大学受験やTOEICでいい結果を残したい場合に壁の一つとなるのは英単語を覚えることです。
長くて見慣れない単語を覚えるのは大変ですよね〜。
頑張って覚えてもすぐ忘れるし、イヤになってしまいます。
でも、考え方次第では単語学習って本当は楽しいものだということに気づきました。
そこで今回は、単語を楽しく効果的に覚える方法をお伝えします。
英単語をなかなか覚えられずに困っている人
英単語を楽しく覚えたい人
語源に興味ある人
大人が単語を覚えるための考え方
単語のような、ただの文字の羅列って、小さい頃はよく覚えられていたのですが、大人になると覚えにくいものです。
昔は九九やポケモン151匹など、平気で覚えられてたのに…
反復しながら覚えることは、大人になると苦痛が大きく、その割にはあまり覚えられず…。
記憶力が低下したのかな…?老化かな…?と悲しくなってきますね。
でも、落ち込むことはありません!
大人になった今も、自然に覚えられるもの。それは、「人の名前」です。
人の名前を覚えるのが苦手という人も、親友の名前、同僚の名前、恋人や家族の名前はさすがに一致しますよね!
(大人は、子供に比べて覚えるべき人が増えたので、そういう記憶力に頭を使ってるんだと考えましょ!)
そこで、人の名前を覚える過程を単語に活用できないでしょうか?
人の名前は暗記しようと頑張るわけではなく、仲良くなる過程で自然に覚えていくものですよね。
仲良くなるためにどうしてましたか?
「性格を知る」
「歩んで来た歴史を知る」
「活躍しているところを発見してキュンとする」
こんなことをしてたんじゃないでしょうか!?
この過程を単語に当てはめてみましょう。
性格を知る
友達になりたい時、その人の性格を知る必要があります。
単語も同じです!それは、単語の「定義を知る」ということに当たるかと思います。
日本語訳を知るのはもちろんですが、難単語ほど日本語訳が分かりにくい場合も多いため、
英英辞書を使って、定義を調べるのがおすすめです。
今はネット上で英英辞書を使うことができます。
英語の読解の訓練にもなります。
歩んで来た歴史を知る(できれば親戚も)
出会った人がどんな過去を辿って来たかを知るとより親しみが湧きます。
単語の語源を知ると、言葉というのが長い歴史の旅をしていることがわかり、感慨深くなります。
語源の調べ方ですが、日本語の場合は、Googleで「〇〇(英単語) 語源」と入力することで調べられます。英語で調べたい場合、Googleで「〇〇 etymology」または「〇〇 origin」と検索すれば英語で調べることが可能です。
語源を知るためにおすすめのサイトを紹介します。
語源を調べると、同じ語幹を持つ他の単語を知ることができます。
その単語が知ってる単語だとうれしいですよね。
初めて会った人に共通の友達がいたら、バッチリ覚えられるんじゃないでしょうか?
よく知らない芸能人でも誰かの息子・娘だったら、親の七光りかよ〜と思いながらも覚えちゃうと思います(笑)
単語の例を一つ紹介します。
「alleviate:(痛みなどを)軽減する」という単語を覚えたいとします。
そのままだと語感がなんだかロシアの小説の主人公みたいな雰囲気(?)で覚えにくいですよね。
ですが!語源を調べると…
al:方向を表すadの変化系
leviate:「持ち上げる」を表すlevareがlevis「軽い」に変化
同じ語源を持つ単語に、elevator(エレベーター) がある。
なんと!あのエレベーターさんの親戚ですか!もちろん存じ上げておりますとも〜!
alleviateさんと握手したくなりますね(笑)
そしてこの驚きがあれば感情が揺さぶられて忘れないと思います。
そう、大人が何かを記憶するのに大事なのは「感情を揺さぶられること」だと思うのです。語源を調べることは最適な方法の一つです。
余談ですが…
語源調べに魅了されたあなたにおすすめの洋書があります。
「THE STORY OF ENGLISH IN 100 WORDS」
100個の英単語の起源と移り変わりを追いかけていくと、気づいたら英語やイギリス、アメリカという国の歴史を知ることになります。
私も実を言うと45個目までしか読めていないのですが、それでも「なぜinformationは不可算名詞なのか?」や「実は文法のgrammarとグラマーな女性のglamourは同じ語源だった!」など新しい発見が様々あり、知的好奇心が満たされます。
活躍してるところを見つけてキュンとする
顔見知りの人が別の場面で活躍している場面を発見すると、心がキュンとすることはありませんか?
クラスメイトの子が実はキャンプですごい野菜切るの上手かったり、バスケ大会で活躍してたり、体がめちゃ柔らかかったり、意外な一面を見るとドキッとしちゃいますよね。(実話)
単語を覚えるときも「活躍してるのをみつけてキュンとする」を利用しましょう!
簡単に言うと、例文を自分で発見するんです。
単語集や辞書には例文が載っているものですが、与えられた例文って面白くないことありますよね。
実際の使い方が見たいんじゃい!
私がいつも単語を覚えるときに行なっている2つの方法を紹介します。
1.Googleで検索する
2.SNS(Twitter、Reddit、Instagram)で検索する
Googleで検索する
Googleでは、サジェスト機能を活用して、実際に使われる用法を見つけることができます。
この時、よく使われる前置詞と一緒に検索するのがおすすめです。
例えば、discrepancy(不一致)を調べたい場合、単語単体を入力すると、meaningやhow to pronounce(発音の仕方)が中心に上がってきます。
辞書的な使い方をしたい場合はそれでもいいのですが、実際の使い方を見つけたいですよね。
そのような場合は、discrepancy betweenと入力すると…
何の不一致なのか、具体的な使い方が出て来ます。自分の興味があるものを見つけて、読んでみましょう!
SNS(Twitter、Reddit、Instagram)で検索する
実際に英語圏の人が使っている用法を確認できるので、自然な単語の使い方を覚えることができます。
検索窓に単語を入力して、自分の興味がある文章を調べます。
Twitterならこんな感じ
Instagramならこんな感じ
絵や画像中心でわかりやすい!
Redditは…初耳の人のために、簡単に言うと「英語圏の2ちゃん(5ちゃん)」です。
検索窓に入力して調べます。
色々調べて見ると、alleviate(軽減する)と一緒に使われるのは、ストレスや体の不調だけではなく、精神的に困難な状況、貧乏なども含まれるようだ…ということがわかります。
実際に使われているので納得感が増しますね。
まとめ
まとめると以下のようになります。
「性格を知る」…定義を知る
「歩んで来た歴史を知る」….語源を知る
「活躍しているところを発見する」…例文を知る。
上記の方法で単語と付き合い、仲良くなってみると、
いつもより記憶に残りやすくになっているはずです。
その単語に長文で再会した時は、とても嬉しくなります。
英語の海は広いはずなのですが、覚えた単語には不思議とすぐ出会えるんですよね〜。
ご縁だな〜
この喜びのために単語を覚えているといっても過言ではありません。
だから、単語集は、自分で調べる余地のある、シンプルなものを使ってます。
下記のような、日本語ー英語、例文と備考欄だけの単語集です。
TOEIC頻出の単語の中でも、難単語を集めた単語集です。
知らない単語ばかりの方が、覚える余地があってわくわくするので、「金のフレーズ」よりも「黒のフレーズ」を愛用していました。
以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。
一緒に単語覚えを楽しみましょう!
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